2016年02月12日

重力波の"発見" 数学の絶大なる威力

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重力波直接観測のニュースを誰よりも喜んでいるのは最初の発見者アインシュタインでしょう
1905年、最初の相対性理論の発表
そこに用いられた数学の核は三平方の定理(ピタゴラスの定理)
だから特殊相対性理論の計算は中学生にもできる
しかし、次の相対性理論の建設には本格的な数学、幾何学を必要とした
10年間アインシュタインはおそらく人生で初めて数学を本気で勉強をした
かくして1915年、重力方程式をつくりだすことに成功
偉大なるその方程式は、宇宙の大きさを計算し、ブラックホールを予言し、そして重力波の存在を導きだした

数学によって、わたしたちは手の届かない遙か彼方のことも手にすることができるということ
アインシュタインは重力方程式を手にしたとき、そのことを真に悟った
そして語ったのが冒頭の彼の言葉

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2010年06月04日

地球シミュレーター訪問

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JAMSTEICを知っていますか?
独立行政法人海洋研究開発機構(Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology:JAMSTEC ジャムステック)です。
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JAMSTEC横浜研究所にスーパーコンピューター「地球シミュレーター」があります。

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2002年に世界最高速度を達成したスーパーコンピューターです。

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床の下はコンピューター同士を接続するケーブルの海です。
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センターの方々にプレゼンテーションをしていただきました。
詳細は講演や書籍でくわしく紹介していきます。

http://www.jamstec.go.jp/esc/index.html
に詳細があります。ぜひご覧下さい。

宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)は有名になりましたがJAMSTECはほとんど知られていません。
次はJAMSTECの時代になるでしょう!






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2009年06月26日

「さくらんぼ親善大使」になりました

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名刺表
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名刺見開き
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名刺裏
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私の故郷は山形県東根市神町。
その東根市の佐藤栄助の傑作こそ佐藤錦です。
神町はその生産量が日本一を誇ります。

これからは私が出向くところで自分の名刺とこのさくらんぼ親善大使の名刺の2枚を配ることになります。



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2009年06月12日

ケーブル制作

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ケーブル制作はサイエンスナビゲーターの仕事。
講演で使う音響機材のすべてを自分で調達、調整、そして売ってないものは自作する。

音響にとってケーブルは要。
ケーブルの違いが音の違いに影響することはもちろん、使い勝手が問題になる。
いわゆる家庭でのオーディオはケーブルはいったん敷設すると差しかえはあまり行わない。
しかし、PA(パブリック・アドレス)の現場ではケーブルはつねに抜き差しし持ち運びする。
丈夫で、かつ、無駄のない適切な長さ、そして接続方法が重要になる。

今回製作したのはMacとミキサーをつなぐミニステレオーフォンケーブル。

部品リスト
ステレオミニプラグ NTP3RC-B L型(金メッキ)
ケーブル HWS-20
フォンプラグ P-275M(MONO)
SFチューブ 3mm
スミチューブF(Z) 8.0mm
HIT TUBE 4.0mm EG6 赤と白
ハンダ SS-47 100g


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2009年04月15日

天文学者&数学者ベッセル

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ベッセル関数で有名な天文学者ベッセル(1748-1846)。
ここで4月8日に紹介したガウス(1777-1855)と同時期を生きた天文学者。
最も私の心をひくのは、彼が学校を出ていないのに関わらず天文学を究めていく過程。

海運会社に就職 → 数学の能力を航海術に応用 → 経度算出に挑戦 → 天文学 → 恒星視差から恒星までの距離を算出

天文学を追求する土台が数学の力であった。
ベッセル関数自体はベルヌーイの発見であるが、ベッセルはケプラー方程式を解くのにベッセル関数を使って解いて惑星軌道の計算を行ったのだった。

この切手は今日スペインから私の手元に届いた。
ベッセルの脇にベッセル関数のグラフがしっかりと描かれている。





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2009年02月22日

3月14日

3月14日は何の日かご存じでしょうか。
きょう2月22日はにゃんにゃんにゃんで猫の日。
数学の日です。約3.14は円周率だからです。

3月14日を調べてみましょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/3月14日

突然問題です。次のうち正しいものを選べ。

1.π=3.14
2.π=3.1416
3.π=22/7
4.3.14=π(パイ)の日®

答 正しいものはない。ただし、4は間違いとはいえない。

解説 πは無理数だから有限小数(1と2)や有理数(3)は誤りです。
4は3.14は3月14日の表記とみれば間違いではないです。
れっきとした定義式です。
3月14日はπ(パイ)の日
のことです。
これは日本パイ協会が2002年に制定したものです。
でも3.14をそのまま小数表記と見てしまえば誤りとなります。
「3.14=π(パイ)の日®」は数学的には曖昧な表現なのです。

日本数学検定協会は2000年に3月14日を「数学の日」と制定しています。

では間違いではない”より正しい”文章になおしてみましょう。

4.π=3.14・・・
5.π=3.14159・・・
6.π=約22/7
7.π≒3.14
8.円周率は約3である。


約や・・・、≒を使うことでより正確にはなります。
「間違いではない」程度です。
積極的に肯定文で「πとは何々である」という「正しい」言い方をするのには説明が必要になります。

22/7は古代バビロニア(今から約4000年前)の結果ですが、それからπが無理数の証明までに人類は数千年かかっています。
1761年ランベルトがやっと証明しました。

円周率については間違いでない言明が基本であり、より正しい言明には時間がかかるということです。

22/7=3.1428・・・
   π=約3.1416
3.14=3.1400

比較すると、22/7とπの誤差は約0.0012、3.14とπの誤差は約0.0016です。

3.14より22/7の方がπに近い値です。
7月22日は「円周率の日」である合理的な理由になります。
古代バビロニにいかにして22/7=3+1/7を得たかを説明すれば立派な教育的な理由にもなります。

πはpiやpieと綴るので、3月14日はアメリカなどではパイを食べる習慣があるそうです。
日本でも日本パイ協会が「3.14=π(パイ)の日®」としてくれましたのでパイを食べて楽しむのがいいと思います。

本当のπは7月22日、円周率の日に学びましょう。

さらにいうと日本数学協会は7月22日から8月22日(22/8=2.7・・・でネイピア数e=2.7・・・)は数学月間としています。


ちなみに、wikiの記述の冒頭にある

3月14日(さんがつじゅうよっか、さんがつじゅうよんにち)はグレゴリオ暦で年始から73日目(閏年では74日目)にあたり、年末まであと292日ある。

オヤッと思いいろいろ計算してみました
(計算その1)292÷73=4です。
つまり3月14日は1年の中で1:4に分ける日(5分の1経過した日)なんです。
だからどうした?
ただ割り切れることを見つけただけ。

つっこみついでに言っておくと、閏年のときは
(計算その2)292÷74=3.945 945 945 ・・・(以下945を繰り返す)
これは循環小数です。
これもただそれだけ。




posted by 桜井進 at 11:26| Comment(6) | TrackBack(0) | その他

2009年02月08日

円周率みいつけた

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運転をしているとつい前の車のナンバーを見ていろいろと考えます。
定数探しはそのひとつ。
円周率、みっけ!
首都高でのろのろ運転のときでした。
撮影は助手席の家内。
うまく写っています。


posted by 桜井進 at 22:48| Comment(4) | TrackBack(0) | その他

2007年04月24日

東京工業大学 世界文明センター

4月23日(月)東京工業大学で講演(授業)を行いました。

ーーーーーーアナウンスーーーーーーーー
桜井 進(数学ナビゲータ)+橋爪 大三郎(東工大教授)
連続講座「数学の夢/科学の未来」

講演内容:
TV「誰でもピカソ」でおなじみの数学の伝道師・桜井進さんが語る数学の夢。地球温暖化の危機を救うため理工系大学は何ができるか。

講師紹介
桜井 進(数学ナビゲータ)
橋爪 大三郎(東工大教授)

会場
大岡山キャンパス 西9号館2階 ディジタル多目的ホール
※申し込み不要

http://www.titech.ac.jp/home-j.html
http://www.cswc.jp/lecture/lecture.php?id=10

このほど東京工業大学世界文明センター(http://www.cswc.jp/about/index.php)のフェローに就任します。
古巣東工大で恩師橋爪大三郎先生といっしょに仕事をしていくことになります。
東工大が選んだ高校に出向いて理系学問のおもしろさをプレゼンテーションする出前講演を行う予定です。
今回は東工大学生、スタッフ、そして一般の方に向けたデモンストレーションです。
ーーーーーーアナウンスーーーーーーーー

学生、スタッフ、一般の方50名ほど集まって頂きました。
講演は90分+橋爪先生30分+質疑応答、120分。
恩師橋爪先生のプレゼンテーションはいつもながらスマートでした。
優秀な高校生は理系へ!
理系に進んで地球を救おう!
今後これらのメッセージをいっしょに全国の高校で語ることになります。

私が2年前に同じ会場で行った講演にきていた予備校生が東工大の2年生になって私の目の前に現れました。おどろたことに彼は数学科に進学したそうです。せっかく医学部をねらって私の授業を予備校で受けていたのに私のせいで東工大数学科に針路(進路ではなくて)を変更したのです。
数学科はたいへんだと言っていました。がんばってほしいです。

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posted by 桜井進 at 17:21| Comment(0) | その他